昨夜TVを何気に見ていたら、なでしこJAPANの澤穂希選手が、
映画「猿の惑星: 創世記(ジェネシス)」のテレビCMに出ていた。

「まさか猿の惑星でこんなに泣けるとは思いませんでした。
 リーダーとして決意するまでの心の葛藤にとても共感しました」と映画をPRしていたが 、

澤さん!猿の惑星はダメですよ!
澤さんがよりによって猿の惑星を応援したらダメ!だと思います。(笑)


などとしょうもないことを書きながら次のゴルフ本の書評。

バガー・ヴァンスの伝説 (ハヤカワ文庫NV)バガー・ヴァンスの伝説 (ハヤカワ文庫NV)
(2001/02)
スティーヴン プレスフィールド

商品詳細を見る

<Amazon.co.jp>
「1931年、大恐慌時代。ジョージア州サバナの風吹きすさぶ海岸沖にあるクルー島。その島のゴルフ場で、伝説の名ゴルファー、ボビー・ジョーンズとウォルター・ヘイゲンが驚異の36ホールを競うことになった。その勝負に、もう1人、地元のゴルファーも出場。チャンピョン経験がありながら戦争帰りで問題を抱えていた彼は、心の師でありキャディである謎の男バガー・ヴァンスとともに試合に臨む。最終的に試合を左右するのは、このヴァンスである。思慮深くカリスマ性のあるヴァンスには「最高のスウィング」の秘訣があった。そして彼だけが、自分の教え子に栄光への復帰の道を示すことができるのだ。
『Gold in the Kingdom』『The Natural』の精神にのっとって書かれた『The Legend of Bagger Vance: A Novel of Golf and the Game of Life』(邦題『バガー・ヴァンスの伝説』)は、勝負の本質を、心に残る物語というかたちで教えている。」

<内容>
「元アマチュアゴルフ・チャンピオンのジュナーは、戦争の悲惨な体験から自暴自棄な生活を送っていた。そんな彼に、全米のプロとアマのトッププレーヤーとラウンドするエキシビション・マッチの出場者として白羽の矢が立つ。ジュナーはプレーを拒否するが、彼の気持を変えたのは、友人でもある謎の黒人バガー・ヴァンスだった…人生を取り戻そうと、自分の戦いに挑む青年の姿を描いた感動のヒューマン・ドラマの原作。」


この小説は映画化されたので有名ですが、
この映画に原作小説があったのはあまり知られていない。

この映画「バガー・ヴァンスの伝説」は名優ロバート・レッドフォード監督らしい抒情的な映像の美しさを見せてくれ、数少ないゴルフ映画の中ではワシの評価は高い。

2000年にウィル・スミス(Bagger Vance)、マット・デイモン(Rannulph Junuh)、シャーリーズ・セロン(Adele Invergordon)、ジャック・レモン (Hardy Greaves(old))
の豪華キャストで映画化されましたな。

ワシはこの原作小説を初めて読みましたけど、映画以上にこの本はゴルフ小説として良い本です。

ただこの作品は非常にスピリチャルな内容で、ムー大陸とかバガー・ヴァンスの観念的な説法とか出てきて、悪く言えば説教臭く、良く言えばゴルフの奥深さを語っていますので読む人を選ぶ本ですな。

解説には作者が古代インドの大叙事詩「マハーバーラタ」の
「バガヴァッド・ギーター(神の歌)」を下敷きにこの小説を書いたとあります。

ワシは主人公がボビー・ジョーンズとウォルター・ヘイゲンと試合をする中盤まで読んで、久々に良い本と感じて★4つの評価を与えようと思ったが、後半にある神の使者であるバガー・ヴァンスのクドい大げさな言葉の数々に少し感動が薄れたな。

語り部である老年になった元少年キャディ(現在医師)が、ジュナー、彼、そして若き医者のアマゴルファーと3代の人生の掛け橋をするわけで、映画との違いはジュナーの死後も描いているわけです。

そしてまた映画との違いは小説ではアデルはほとんど出てこないので、
ジュナーとの絡みがなく、バガー・ヴァンスのより詳しい説明が出てくるところ。

映画は小説のこのクドいスピリチャルな部分をうまくカットし、ジュナーとアデルの恋愛、そしてゴルフシーンをを上手く抒情的に描いています。
ボビー役とヘーゲン役の役者のスウィングはきれいだったしね。映画は上手く料理してます。


そして以前にも書いたが、この映画は、

1913年の全米オープンで労働者階級のアマゴルファーである
20歳のフランシス・ウィメットが、ハリー・ バードン、テッド・レイなど
英国の優勝候補を奇跡的に破りアメリカ人(アメリカ生まれ)として初優勝して、
米ゴルフが英国ゴルフから文字通り独立した歴史的な勝利をヒントにしていて、
キャディの10歳エディ少年と勝ち取ったこの奇跡の勝利の神秘性を描いているわけですな。

ウィメット・エディ

で、このフランシス・ウィメットの歴史的な全米優勝のことを描いたのが、
アメリカで大ヒットした映画「グレイテスト・ゲーム」という関係になる。


え~、ワシのこのゴルフ本の評価は★4つに近い★★★です。(満点は★5つ)

そして次回のゴルフ本書評はこの時の10歳のキャディ・エディ少年についても書かれた本の予定です。
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)