先日「ミズノクラシック」で2年ぶりに優勝した上田桃子ですが、

『大王製紙エリエールレディース(18日開幕、香川・エリエールGC)に出場する予定だったが、大会への出場登録が午後5時の締め切り時間に間に合わず、「欠場」となった。
 この日はプロアマ戦に出場。大会初日は同郷熊本の先輩で、今季限りで引退する古閑美保と同組で回ることになっており、痛恨の大失態。涙を浮かべた桃子は、「うっかりか?」という問いかけにかすかにうなずいただけで無言でコースを後にした。』とのこと。


同じ坂田塾で育った同郷の先輩古閑美保の現役最後(引退)の試合に、
ミスして欠場するなんて坂田信弘塾長に怒鳴られるでしょうな。


次のゴルフ本の書評はその坂田節満載の本です。

それにしてもこの表紙のイラストは塾長そっくりですな。(笑)

坂田信弘「山あり、谷あり、ゴルフあり」 (SAN-EI MOOK ゴルフトゥデイ)坂田信弘「山あり、谷あり、ゴルフあり」 (SAN-EI MOOK ゴルフトゥデイ)
(2009/12/10)
坂田 信弘

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 2009年12月 三栄書房刊

<内容>
その一  「結果は問わず」1メートルは蛮勇で打て。
その二  幾層にも厚重ねした基本を作る。
その三  変えること、変えてはいけないこと。
その四  一期一会。まだまだ日本にはすごい方がたくさんおらえっる。
その五  追求する調和あり。

その六  包丁研ぎの心に残る小鎚の音
その七  刀研ぎの小鎚のタイミングでスライスが直った。
その八  すべては次の人の為が、ゴルフエチケットの基本。
その九  鈍感になれぬならゴルフのプロにはなれない。
その十  グリーンの真ん中を狙う勇気と技術が攻撃ゴルフ。

その十一 ゴルフクラブは使ってなんぼですよ。
その一二 どんなに辛くても私の前で笑顔を絶やさない子、本多弥麗から教わりました。
その一三 人は世間のみんなが育ててくれる、そう弥麗から教わりました。
その一四 立ち仕事の美容師さんはアドレスが決まる。
その一五 感謝の心があれば挨拶の頭は自然と低くなるものです。

その一六 キャディさんと塾生は、一緒に泣ける家族のような存在になった。
その一七 10年前、川辺で出会った小さきゴルファーに会いたい。
その一八 いいスイングを目指せば、いいスコアが生まれる。
その一九 名指導者とは選手レベルまで降りられる人。
その二十 教育とは、教える側と教わる側の忍耐勝負じゃないでしょうか。

その二十一脳性麻痺の塾生が今春辞めました。本当に辛かったが受け入れざる得なかった。
その二十二私と妹を会わせたいがために息子はプロゴルファーを目指した。
その二十三私は多くの方の善意に支えられてプロゴルファー稼業を続けて来ました。
その二十四上達した人は自分一人の力で上達したわけではない。l
その二十五どんなときでも緊張を持つというのは大切なこと。


この本は2004年から「ゴルフトゥデイ」誌で
好評連載中の「我と来て、遊べや師匠のないゴルファー」を50話抜粋して単行本化したもの。

ワシもたまに読んでいたが、ご存じ坂田節爆発のエッセイ?(いや信念集)です。

この本の中には坂田塾の話から、塾長のゴルフ信念に基づいた教育論、
そして女子日本一に輝いた大手前大女子チームのお話や 珍しい家族の話など、
坂田信弘塾長の信念と生き方がこれでもかと溢れたゴルフ本です。

この中で塾長としては上田桃子を「有言実行」の悪玉として褒めていますが、
上の登録ミスにはさすがの塾長も激怒されるでしょうな。
というのは、昔坂田塾生の合宿で集合時間に5分遅れた塾生を初日で帰らせたぐらいで、
塾長は規律、約束を大事にする人です。

尊敬する古閑先輩の引退試合にせっかく同組にペアリングしてくれた関係者に言い訳ができませんな。


この本の後半はほとんど総監督をしている大手前大ゴルフ部女子チームのことです。

坂田塾の落ちこぼれにチームワークと勉強もしっかりやれと教え、
指導2年目で大学日本一になったプロセスと逸話が愛情いっぱいに溢れていますな。

ワシがジ~ンときたのは、

「大手前大学女子ゴルフ部が関西の1部リーグに昇格したものの、
最低4人必要なのに部員が4年の池内姉妹(のちプロ)と1年の平野しかいなくて、
あと一人がいなくて失格しかけた時に4年の同級生桑原が友情で名乗り出た。

しかし桑原はゴルフ未経験者。
2週間で応急処置をしたがティショットが50yしか飛ばない。練習ラウンドでスコア200。

坂田監督は他の3人に70台前半で回って桑原も150をカバしろと命ずるが、
桑原は一生懸命友達の最初で最後のリーグ戦のために頑張ったが182、2日目が176。
1部リーグ最多スコア。秋期リーグでも桑原は151、135。

終わった18番ホールで桑原はみんなの迷惑だったでしょうか?つぶやいた。
坂田監督は「迷惑なんかもんか。お前がいたから池内姉妹も平野もリーグ戦に出られた。
私も監督として同じ夢が見れた。お前には感謝しかない。
友の願いと大手前の名誉のために、よくぞ戦ってくれた、有難う、桑原!」と言ってみんなで泣いた。

他大学から先輩への屈辱を言われ根性で晴らし大手前大学女子ゴルフ部が2年目で大学日本一に。

このエピソードにはワシも泣けましたな。


この本は坂田節が山ほどありますので、読む人を選びますが、
ジュニアにゴルフを教える人には読んでもらいたいと思いますな。

え~、ワシのこのゴルフ本の評価は星★★★です。(満点は星五つ)
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