忙しい時期だが、昨日は私用で会社を代休に。

朝から銀行廻り、父親の病院、そして母親の病院で先生と病状の話し合い。
そして午後から先祖代々の墓地の改修工事完成でお坊さんと法要。



「ゴルフ本、どこまで読めば満足か?」

田中光二
虹へのティショット〈第1部 挑戦篇〉 (ケイブンシャ文庫)
虹へのティショット〈第2部〉 (ケイブンシャ文庫)

勁文社刊 第1部463P(1991/04)、第2部375P (1991/07)  

<内容>
「広告代理店に勤務する田畑麦四郎は、学生時代ゴルフ部に在籍していた。実績といえばそれだけの彼が、35歳の今、突然プロゴルファーを目指し、会社を辞めた。無謀な夫の行動に妻は反発する。だが彼は妻子と別居、ひとりゴルフ場に住み込み、往年の名手・猿渡の指導の元、厳しいトレーニングを始めるのだった。そんな折、かつての同僚OLとふとしたこから関係をもった彼は、女をめぐる賭けゴルフに巻き込まれ、波瀾に満ちた人生の、再出発の第一歩をしるすことになる。“ゴルフ”に人生のロマンを賭けた男の不屈の闘志を描く長篇ゴルフ小説。

 35歳にして脱サラ、プロゴルファーになった田畑麦四郎。だがプロの壁は厚く低迷していた。そんな折、気分転換にと出かけたブラジルで彼は、インディオの血をひく、キャディとして特異な才能を持つ少女カラと知り合い、日本に連れて帰った。並みはずれたカラの能力によって待望の初優勝を遂げた麦四郎。だが、彼を愛し始めていたカラが、女優との仲を知った時…。」



このゴルフ本は約20年前の古い長編ゴルフ小説です。

ゴルフ本を探しamazonの中古本で注文し届いたら、上下巻のあまりの厚さに驚き、
また文庫本なんで字の小ささにハードルが高くて読み始めるまで日時がかかりました。

何の因果か?こういう厚くて古い本を読まなければならないのか自問自答しました。(笑)

しかし、意を決して読み始めると面白くて面白くて。
古さを感じさせませんし、登場人物が上手く描かれていますのでさすがプロの作家です。

長いけど。(笑)

作者の田中光二さんはワシは初めて読む作家だけど多作の作家だね。

設定が20年前のゴルフ小説なので、その当時ありえた広告代理店の接待ゴルフ要員で
しか会社の中に居場所がない主人公田畑麦四郎、35歳。

35歳にして会社を辞めてプロゴルファーを目指す第1部とプロになってからの第2部。

これは非常に良く取材していてアマからプロへの道筋、
パブ選から日本アマそしてプロテストへと上手く書かれていますな。

そしてプロになってからの試合描写の巧みさ。
この当時のジャンボを彷彿させるプロとの優勝争いなんかの描写は非常に面白いわ。

家庭不和、息子との父子愛、師弟愛、恋愛、男のロマン、
そして変わっているのが作者の解説がさりげなく文中に登場しているのが異色です。

この小説の良いのは主人公の性格設定ですね。
中年にかかり始めた男ながら性格的に人に好かれる性格で何だか知らないが女性たちに良くモテます。(笑)

ただ、非常に驚いたのは、
この第1部を読んでワクワクして、次の日に第2部を読み始めた時だ。

えーーー!?
どこかに本のページがごっそり抜け落ちた?と不安になったな。

あれだけ盛り上がっていた展開がなんで?と思ったが、その違和感も第2巻を読み進むにつれて面白さに解消されたけどね。(笑)

まだまだ隠れた面白いゴルフ小説があるもんだなと感心しましたな。


え~ワシのこのゴルフ本の書評は久しぶりに星★★★★です。(満点は星五つ)
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