今月に入ってトム・ワトソンのキャディだったブルース・エドワーズのことで検索して辿りつく人が多かったな。

たぶん今月の日経新聞人気コーナー「私の履歴書」がトム・ワトソンのためだと思われる。
以前彼のことを書いた本「天国のキャディ―世界で一番美しいゴルフの物語」を読んで書評を書いてるからね。


あのコーナーでプロゴルファーが登場したのは、宮本留吉(1983年)、ジャック・ニクラウス(2006年)青木功(2010年)岡本綾子(2013年)に次いで今回のトム・ワトソンが5人目になるわけで、いずれ前例にならい今年中には単行本化されるでしょうな。ワシはこの中でリンクの3作は書評書いています。



え~次のゴルフ本の書評は、古すぎてほとんど書評なんて書いてる人はいないが、

2018
ゴルフ酒旅―ユーモアエッセイ集 (1976年) 番町書房刊 1976年(昭和51年)3月

<目次>
「文士とゴルフ」「自己克服のゴルフ」「これでもゴルフを止められない」「国際ゴルフに勝つには」「ゴルフ旅行」「ゴルフは楽しくルールはきびしく」「斗酒四十年」「酒品」「フランスへの郷愁」「パリの酢豆腐」「ヤガラの味」「本が買えない」「眠りと夢」「コンピュータ時代」「夏の旅」「見知らぬ故郷」「旅の初め」「スペインの苔」「コルシカの旅」‥‥など

<著者略歴/大岡昇平>
「1909・3・6~1988・12・25。小説家。東京生まれ。京都帝国大学卒。19歳の年、小林秀雄、中原中也、河上徹太郎らを知り、文学に開眼。同人誌「白痴群」に参加。スタンダールに傾倒し、翻訳、評論の執筆に打ち込む。1944年応召、フィリピンに出征。復員後、戦場での体験を書いた『俘虜記』を発表、戦後小説の傑作として好評を博し、作家としてデビューした。その後も知性派の作家としての活動は多岐にわたった」



最近の人は全然知らんだろうけど、作者大岡昇平氏は「俘虜記」・「野火」・「レイテ戦記」などの戦争小説が有名であるがスタンダールが専門のフランス文学者でもあった文士(昔の物書き)。

ただ以前読んだ作家大岡昇平さんのゴルフエッセイ「アマチュアゴルフ(潮文庫)」
潮出版社刊 1987年3月(初版1961年(昭和36年)は、非常に面白く読んでワシは★4つと高評価をつけた。

で、今回の本は1976年(昭和51年)3月の初版で約40年前の本ですが、
中のエッセイは昭和31年~昭和50年までに新聞・雑誌等で書かれたものだからかなり古いです。(笑)

ワシはビンボーなんで、基本的にゴルフ本の入手手段はamazonの安い中古本か図書館で借りたり、または書店での立ち読みなどで済ませ、出来るだけ本は買わないことにしているが、こういう古書の類の本は仕方ない。
先日のP・G・ウッドハウスの「ゴルきちの心情(1983年)」同様にこの本は2,000円出して買いました。(amazon中古本で)

大岡さんのゴルフエッセイというかゴルフ解説書「アマチュアゴルフ」を読んで面白かったので、約40年前の古くてこのエッセイ集も読んでみたわけだ。

しかしこの本はゴルフのエッセイかと思いきや、第1章が昭和30年代前半ゴルフキチガイと言われていたほどの熱中ぶりや胆石手術からのゴルフの話。第2章は文壇の文士達との酒事情、しかしこの中には興味深い中原中也の酒、又宿敵尾崎一雄との碁勝負あれこれ。そして第3章がアメリカ横断旅行などの旅行話などが色々集まったエッセイ集でしたな。

まぁ本のタイトル通りゴルフ・酒・旅とテーマが分かれたエッセイ集で、
結局ゴルフに関するエッセイ集はは第1章だけであった。これもネットで注文した場合仕方ないことだな。

しかし昭和40年当時にクラブを科学した保国隆氏とのクラブのシャフト&バランスの話などしてるところをみても、なかなかのゴルフ通です。というより今で言う理論シングル、蘊蓄が難しいというタイプです。

ただハンディ20台でゴルフの本を書いた文壇の理論シングルとしては、
その次の世代の文壇理論シングル三好徹氏より自分の実力を十分に自覚し分をわきまえただけ好印象ですな。


え~ワシのこのゴルフ本の評価は★★★です。(満点は★五つ)

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