密かに参加を狙っていた11月の二つのゴルフコンペですが、
この数日で仕事のため泣く泣く不参加になり、ますますゴルフには縁遠い生活になってます。(汗)

せめて年会費を払ったパブリックでの誕生日割引は使おうとは思ってますが・・・・


ゴルフ本・書評コーナー480回目は、
平山譲さんの本にゴルフ物があったので読んでみました。

片翼チャンピオン片翼チャンピオン
(2010/01/20)
平山 譲

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講談社刊  2010年

<内容>
「突然の病魔に片半身の自由を奪われた。こんな俺にも、無我夢中になれることがあるなんて―。障害を負った男たちとその家族が、スポーツに挑み、希望へと飛び立つ「身体と心」の物語。 」

人生の絶頂期に発病し、生死の境をさまよいつつ生還した
「脳卒中」の総患者数は約137万人。
突然の病魔に「ヨシオ」も片半身の自由を奪われてしまう。
生きる気力を失い、自宅に閉じこもって暮らす日々。
築きあげてきたすべてをなくす失望感のどん底のなかで、
ある日、息子に誘われたのは、もうできないとあきらめていたスポーツだった──。
障害を負った男とその家族が、再起に挑み、
チャンピオン目指して再起する家族を描いた表題作の他、
脳卒中患者と若者との交流を描く『ひとりぼっちゃ』、
教え子から生きる勇気を得る『ハッピーバースデー、俺。』、「脳卒中からの生還」をテーマに描く3連作。

<著者略歴 /平山 譲>
「1968年東京都生まれ。記者として出版社勤務ののち、著述に専念。実話を基にした物語を手がけ、近年続けて映画化、ドラマ化されて話題に。映画脚本、ノンフィクション、エッセイなど執筆は多岐にわたり、雑誌、新聞での連載多数。」



このノンフィクションは2007年に小説現代(講談社刊)に掲載された後に2010年単行本、2014年文庫本化になって、文庫本帯には2度の脳卒中から生還して歌手復帰した西城秀樹から推薦文があります。

この3篇の物語の中でゴルフをテーマにしたのは、「DGA日本片マヒ障害オープンゴルフ選手権」で4回優勝の高橋良雄さんをモデルにした表題作「片翼チャンピオン」。

タイトルの片翼とは片方の翼、つまり半身マヒを象徴しているわけで、DGAとはDisabled Golf Associationの略で、その日本の障害者スポーツ団体が日本障害者ゴルフ協会(DGA (Disabled Golf Association) Japan)です。モデルの高橋良雄さんは不動産屋のオヤジで50代前半、脳出血で倒れ右半身がマヒしたがゴルフによって生きることへの希望が生まれた話。

これはゴルフ好きなオジサンにはなんとなくわかるような気がします。

それと脳出血に襲われたおじさんが“ボッチャ”に挑戦する「ひとりぼっちゃ」、そしてかつては日本リーグの監督をしながら現在は定年後にボランティアで無名の女子中学生達を教える脳梗塞から復活するバスケットボール監督の「ハッピーバースデー、俺」の半身マヒのスポーツを通じての復活の3つの物語です。

3編とも実在する人物の物語であり、丁寧な取材から絶望から、
スポーツと家族の支えで元気になっていく姿を描いていて泣かせますな。

特にこの3編の良いのは主人公がみんな50歳以上の普通のオジサンたち。(笑)

運命を呪い絶望の中で、生きる意味をスポーツを通じて見出していくストーリーに、同じ世代であり、いつワシの身にも起こり得るかもしれない「脳卒中」という病魔に対して少し明るさが出てきましたな。

特に最後の「ハッピーバースデー、俺」が女子中学生達との関係が良くて泣かせたね。(笑)


作者平山さんのゴルフ本は過去にも読んでて、結構泣かせるストーリーが多くて、

還暦ルーキー 60歳でプロゴルファー (The New Fifties)還暦ルーキー 60歳でプロゴルファー (The New Fifties)
(2001/04/11)
平山 譲

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後に「ありがとう」と改題し講談社文庫化。 その「ありがとう」 ワシの感想。


リカバリーショットリカバリーショット
(2007/07/26)
平山 譲

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 この「リカバリーショット」のワシの感想。

古市プロを有名にした「還暦ルーキー」を書くきっかけが、たまたま訪れていたプロテスト会場で大声で泣いてる中年男(古市氏)を見て話かけたことからで、この「リカバリーショット」の中でもその古市プロとタイガー・ウッズの対決を描いた「タイガー対ふつうのおっちゃん」が一番面白くて泣かせます。この短編は「週刊GD」に連載されていて泣けましたな。

このように平山 譲さんはスポーツを通じた感動的なノンフィクションを書く作家で、それは平山さん自身、幼少期から22歳ごろまで病魔と闘った経験があり、テレビの中のスポーツにあこがれ、励まされた中で、スポーツと逆境に立ち向かう人間の姿を描くことがテーマになっているらしいです。

平山譲さんの本は、ワシを含め中年の涙もろいおじさんにはお勧めです。(笑)

え~ワシのこのゴルフ本の評価は★★★です。(満点は★五つ)

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