ほんまゴルフなんて全然してねえけど、ゴルフブログはナンボでも書けます。
まぁこんな人が書いてないようなこと書いてるからでしょうが。(笑)


今週からアメリカPGAツアーでは新しいシーズンが開幕するわけで、
タイミングを考えたわけじゃないけど、松山英樹プロを分析したゴルフ本の書評です。

才能は有限努力は無限 松山英樹の朴訥力才能は有限努力は無限 松山英樹の朴訥力
(2014/03/26)
舩越 園子

商品詳細を見る
東邦出版刊  2014年3月

<内容>
「史上初のルーキー賞金王・松山英樹を読み解く一冊!

プロ転向後の2013年、日本ツアーで圧倒的な力を見せつけて(4勝)賞金王に輝き、海外ツアーでは全米オープン、全英オープンのメジャー2大会でトップ10入り、全米プロではトップ20入りを果たした松山英樹。目標であった2014年の米ツアー出場権獲得も達成し、今後のさらなる活躍が期待される。華々しい活躍によって急激に話題沸騰したが、実はその大活躍の裏には緻密な計算と覚悟が隠されていた。母校の東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督の証言も含め、なぜこれだけの活躍ができたのか、どのような準備をしてきたのかを紐解き、松山英樹という人間(日本人としての)の強さの秘密を解き明かす。ゴルフを超え、ビジネスや自己啓発にも通じる一冊。

「あのとき松山は、日本人で初めてマスターズの表彰台に上がった。これからも日本人のプロやアマでマスターズに出られる人はいるだろうけど、ぼくがやっているあいだであそこに上がるのは松山英樹が最初で最後だと思った。そして、この表彰台にもう一度、日本人が上がるとしたら、それは松山英樹がプロとしてここに帰ってきたときにそのチャンスがあるんだろうな。あのとき、ぼくはそう思いましたよ。生意気ですけど」(東北福祉大学ゴルフ部・阿部靖彦監督/本文より)」

<目次>
第1章 二人三脚の始まり
第2章 巡り合わせ
第3章 悔し涙
第4章 アマチュア時代の大敗
第5章 プロ意識
第6章 海外での経験不足
第7章 米ツアーでの暗中模索
第8章 才能は有限、努力は無限
第9章 新たなスタート

<著者略歴/舩越園子>
「東京都出身。東京学芸大学附属高校を経て、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。百貨店、広告代理店勤務を経て1989年にフリーライターとして独立。93年に渡米。以後、米国に常駐し、在米ゴルフジャーナリストとして活動」



ワシは今までに舩越さんの本を、
自伝「転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ」
訳書「ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー」
コラム「王者たちの素顔 ~スターゴルファーの苦悩と歓喜」
コラム「ゴルフの森」の計4冊読んできて、彼女の性格や特徴はある程度わかっているつもり。

この4冊の中では「ゴルフの森」が良かったと思いますな。
ワシの書評→「ゴルフの森」

ゴルフの森ゴルフの森
(2013/04/04)
舩越園子

商品詳細を見る

で、この本は東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督や松山英樹プロ本人への取材から松山英樹の強さの秘密を舩越流に解き明かしたゴルフ本です。

特に舩越園子さんらしい特徴(笑)として、普通のコラムニストと違って、各章の終わりにまとめとして「目標設定・権限委譲」、「モチベート」、「ラーナー」、「選択と集中」、「プロ意識」、「ポジティブシンキング」、 「アカウンタブル」、 「アイデンティティ」、「クロスカルチャー」など成功への重要ワードと松山をリンクをさせて解説してますな。

まっ、この部分が少し面倒で違和感があり読みづらいが、これが舩越園子流ということだろう。(笑)

この本では怪物松山英樹プロの強さの秘密を、舩越園子さんは朴訥力と呼んでいます。(三田村昌鳳さんは鈍感力)

「朴訥力」っても、松山選手は確かに東北福祉大学卒業だが四国出身。
スロープレーだとか人から何を言われようがマイペース、そして大舞台でも物怖じしない度胸の良さが武器で、天然ボケの性格。確かにシャベリや自己表現もたどたどしいスマートじゃない田舎者なので朴訥かも知れないが、彼の強さを表現するには三田村氏の「鈍感力」の方がぴったりくるような気がする。

昔から成功のために条件としては、特にスポーツでは「運・鈍・根」が必要と言われている。
「運鈍根」とは成功するには幸運と根気と、鈍いくらいの粘り強さの三つが必要であるということ。

特に「鈍」の部分が必要で、天才らしい繊細さは必要だけど、少々のことには鈍感な大物力が大切ということだ。

三田村昌鳳さんいわく、
「久しぶりに野太いゴルフをする選手が現れた。東北福祉大学4年生で、今春プロ転向した松山英樹である。彼のすばらしいところは「偉大なる鈍感力」だと、ずっと僕は言い続けてきた。ともすると日本人選手は、神経質になりすぎる。たとえば、マスターズやほかのメジャートーナメントに出場すると、過剰反応をしすぎる。それは、大舞台というイメージだけではなく、コースの難しさ、グリーンの速さなど、速い、難しい、いいスコアが出そうもない、どうしようと大げさにとらえて過剰反応をしてしまうのだ。けれども、松山は、至っていつもどおりのゴルフができる。つまり過剰反応をしない鈍感力が、松山の取り柄ではないかと思うのだ。「偉大なる鈍感力」を言い換えれば、とてつもない集中力を発揮する選手といえる。」

なんだか書評が舩越説と三田村説の比較という妙な方向になってしまったが、

松山英樹くんの略歴を改めて書くと、
「東北福祉大学1年時の2010年に「アジアアマ」で優勝して日本人アマとして初めて「マスターズ」の出場権を獲得し、その「マスターズ」では27位に入ってベストアマ獲得。同年「三井住友VISA太平洋マスターズ」では倉本昌弘、石川遼に続くツアー史上(73年以降)3人目のアマチュア優勝。「全米オープン」10位、「全英オープン」6位と日本男子初のメジャー2戦連続トップ10をマークし13年の日本の賞金王。」とまさに「運、鈍、根」を象徴していますな。

彼は、予選を同じ組でまわると優勝できるという「フォーチュン(幸運)の運び屋」、
最後にキッチリスコアを戻す「上がりホールに強い巻き返し力」、
「日本人離れしている排気量とメンタル」など呼ばれ、松山英樹プロに対する評価は非常に良い。

しかし、インタビューでは、流暢でそつのない遼くんに比べ記者泣かせの英樹。
ただ舩越園子さんが髪を切ったのがわかったのが松山英樹だけというデリカシーさもあるみたいで、この本は松山英樹研究の読み物としてはなかなかではないかと思いました・
ただ舩越流の文章に慣れていないと違和感が出るかな?

え~この本が書かれたのが今年3月なので、
6月メモリアル・トーナメントに優勝したことは書かれていないですが、その匂いは十分漂わせています。


え~ワシのこのゴルフ本の評価は★★★です。(満点は★五つ)


参考文献として、こちらも時間があればどうぞ。
絆のフェアウェイ絆のフェアウェイ
(2012/03/08)
松本正志

商品詳細を見る

ワシの書評→東北福祉大学ゴルフ部最強ストーリー 「絆のフェアウェイ」

関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)