昨日書店でちらっと立ち読みしてたら、
ゴルフトゥデイ誌でジョー・ペアレントの「新・禅ゴルフ」が連載中でしたな。
良いゴルフ本がないと嘆いてましたが、単行本化したら必ず買います。


え~先日あったFC2ブログの2015年5月でのAmazonマイショップ機能終了のインフォメーション。

これはたぶんfc2アダルト動画問題でamazonからの打ち切りでしょうが、

ワシのブログはゴルフ本の書評がメインでamazonに画像等頼っていたので心配していたが、
その後に補足があって、「これまで紹介した商品リンクや画像は有効」となるらしいので、ひとまず一安心。


え~次のゴルフ本は約23年前の古いゴルフ本ですが、

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ゴルフと日本人 (岩波新書) 新書 – 1992/5/20 田中 義久 (著)
岩波書店 (1992/5/20)

<内容>
「日本のゴルフ人口は、いまや1500万にものぼる。どんな魅力がこれほどの人をひきつけるのか。また、自然環境の破壊、金権・利権まみれの現状をどう考えるべきか。本場スコットランドでその醍醐味にふれた社会学者が、人間的なドラマに満ちた英米の歴史をたどりつつ、現代日本におけるゴルフ文化の歪みを衝き、その再生を訴える。 」

<目次>
はじめに
1.大衆化への道
  イギリスのゴルフ、アメリカのゴルフ、日本のゴルフーその曙
2.現代日本のゴルフ
  大衆社会化と第一次ブーム、私生活主義と第二次ブーム、自然環境と第三次ブーム
3.批判のなかのゴルフ
  環境破壊とゴルフ、日本経済とゴルフ、ゴルフと人間
おわりに

<著者/田中義久(たなか よしひさ)>
「昭和15年3月30日生まれ。昭和後期-平成時代の社会学者。昭和55年法大教授。マスコミ論,イデオロギー論を中心に研究をすすめ,現代日本の社会意識の分析につとめる。東京出身。東大卒。著作に「私生活主義批判」「社会意識の理論」「社会関係の理論」など。 1978年オックスフォード大学客員研究員。2003年リヨン第三大学客員教授。」




先日筑摩書房から1997年4月に出された「ゴルフとイギリス人」の書評を書きましたが、

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今回紹介する本はこの「ゴルフとイギリス人」が影響を受けた本で、今から23年前の法政大学の社会学者のゴルフ本です。

出版当時はバブル終焉の時なんで、データ的にはバブル時の景気の良いデータですが、そのデータを元にその当時のゴルフ事情を分析していて、またイギリスのゴルフ→アメリカのゴルフ→日本のゴルフとゴルフの歴史の変遷も丁寧に解説しています。

で、著者の考えるゴルフ起源は、ワシと同じオランダ・ベルギーのコルヴェン説でしたな。(笑)

そして日本のゴルフブームを大衆社会化と第一次ブーム、私生活主義と第二次ブーム、自然環境と第三次ブームという三つの切り口から年次別に事象分析して、社会学者らしく日本経済とゴルフの係わり合いをも分析しています、

また著者は個人的には丹羽文雄、大岡昇平、大橋巨泉の3氏の書籍の記述を分析しながら、自らのゴルフも語っていますね。

この本はさすが社会学者が書いたゴルフ本らしく、資料・データを元にゴルフ社会・文化を分析している点で結構タメになります。こりゃゴルフの歴史を辿るのに統計的に便利で参考書的に持っててもいいね。

あとがきによると著者は1988年敬愛する作家大岡昇平が死去した日に本書の執筆にこころをさだめ、大岡の幻の名著である「アマチュア・ゴルフ」に象徴される大岡昇平の視座を継承しようという動機に支えられているらしいです。

ただ本が出た当時1,500万人もいたゴルフ人口が現在では大変なことになっています。

少し古いが2011年社会生活基本調査によると、1996年当時1,537万人いた日本のゴルフ人口が、2011年にはなんと924万人(39.9%減)という大幅減。そしてその傾向は現在ますます進んで2013年は860万人になり、今日の2015年には半減しているかも?

というのも今年は以前から言われていた「ゴルフ場2015年問題」の年でもあるわけで、つまり2015年には、一番人口の多くて戦後日本の消費を支えてきた約800万人の団塊世代がすべて65歳を超え、ゴルフ場がバタバタと倒産するという問題の象徴年でもあります。

確かに最近ゴルフ場の経営は厳しく、団塊の世代の老人化、少子高齢化による人口減少と若年層のゴルフ離れにより、経営破綻するゴルフ場は11年ごろから相次ぎ、この5年間で全国約100カ所にのぼり、ゴルフ場を廃業して太陽光等に変わる場合も最近結構耳にします。

その現実的な例が、ワシがこの前にメールで会社に流したコンペの参加者が全然いないこと。
6組も押さえているのに、こりゃ組数減らさんとあかんな。(笑)

日本人はもう衰退の熟成社会になっていることもあり、今後は中国人の中流家庭が爆発的に増えてきますので、爆ゴルフで滅茶苦茶になる気もするな。(汗)

摂津茂和「不滅のゴルフ名言集」の中にあった名言が、「ゴルフを悪く(Worse)したのはアメリカ人だが、ゴルフを最悪(Worst)にしたのは日本人だ。」ですが、もう日本人にそんな元気はないので、中流化の進む中国人やインド人が今後ゴルフをゴルフじゃないものに変えるでしょうな。

え~ワシのこのゴルフ本の評価は★★★です。(満点は★五つ)

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コメント

Re: 勉強になります!

ひか姐さん、コメントどうもです♪

この先生ご存知ですか?じゃこちらの大卒ですか?

私も社会学専攻だったんで、この時系列による分析が、
社会学者の書いたゴルフの本として歴史好きの私にはなかなか面白かったですよ。

ただ読みたいゴルフ本が少なくなってきましたのが少し悩みですな。

まぁ九州には韓国からどっとゴルファーが押し寄せてきましたから、
今後は中国人が世界中で爆買じゃなく爆ゴルフするかも?です。

URL | dell92 ID:-

勉強になります!

あ、私、この先生の授業、受けてたかも(笑)
むやみやたらと球を打ってるだけじゃなくて、
たまにはゴルフ本も読んでお勉強しなくちゃいけませんね。
リンク先の記事も読ませていただきました<(_ _)>

中国は今や500を超えるコースが造成されて富裕層やら日系企業人がその恩恵を受けているそうだけど、
政府は下流層の反発を回避するためもあってゴルフ場の整理を強化しているみたいですね。

だとしたらどっとチャイニーズが日本のゴルフ場に来襲するのかしら。あるら~

URL | ひか姐 ID:-

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