昨日の日曜日は雪で、葬式のドタバタで疲れていたので夫婦で家の中でのんびりしていたな。

ただ葬儀の後始末も、まだまだ色々しないといけないことがたくさんあって大変なんだけどね、
そろそろゴルフ本の書評コーナーの再開します。

ただ今度は叔母が危篤。ワシらの親の世代がそろそろ危ない時期ですな。

え~最近ゴルフなミステリーを取り上げることが多い気がしますが、
この本は父の葬儀の前にamazonの中古で注文していた本なんで仕方ない。(汗)

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陸橋殺人事件 (創元推理文庫) 文庫
ロナルド・A. ノックス (著), Ronald A. Knox (原著), 宇野 利泰 (翻訳)

東京創元社刊 1982年10月

<内容>
「ロンドンから汽車で一時間ほどの小村パストン・オートヴィル。そのゴルフ場で、四人の男性がプレイ中に推理小説談義に興じていた。ところが、スライスした打球の行方を追ううちに、鉄道の陸橋から落ちたと思しき顔のつぶれた男の死体を発見してしまう。四人は素人探偵へと変じ、この事件について独自の推理を競い合うのだが…。“ノックスの十戒”で知られる著者の古典的名作。 」

<著者/ロナルド・A. ノックス>
「1925年処女長編「陸橋殺人事件」を発表。その後、1937年までに処女作と合わせて計6長編・4短編・連作長編2編を残す。1928年自らが編纂に関わったアンソロジー「The Best of Detective Stories of the Year 1928」の序文で、有名な〈ノックスの十戒〉を発表。」




この「陸橋殺人事件」はイギリスで発表が1925年というから、今から約90年前のというかなり古~い本。
日本では1954年早川書房が初版で、ワシが読んだのは1982年版ですが、それでも30年以上前の古典ミステリー小説ですな。

このブログで3年前に書いた「ゴルフミステリー小説のまとめ」にも書いたのだが、

イギリスを舞台にしたゴルフミステリー小説としては、ミステリー界の巨匠アガサ・クリスティーの「ゴルフ場殺人事件」と、「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」、とキース・マイルズの本格的ゴルフミステリー「全英オープン殺人事件」と、そして「ダブルイーグル殺人事件」と、そしてボブ・ジョーンズの「ゴルファー シャーロック・ホームズの冒険」 と、その続編「ゴルファー シャーロック・ホームズの新冒険」などがあります。 *書評はリンク先へ

ただキース・マイルズとボブ・ジョーンズの作品はゴルフ小説として分類しても何の問題もないが、クリスティーの2作品は小説の冒頭に「ゴルフ場で死体が見つかった」だけという場所的な意味でしかなく、ゴルフミステリーと分類するには少し無理がありますが。(笑)

そこで、本作の「陸橋殺人事件」ですが、ミステリーの古典的名作なのですが、主人公たちがゴルフ場の3番ティからスライスした打球の行方を追ううちに、鉄道の陸橋から落ちたと思しき顔のつぶれた男の死体を発見してしまうということで、ゴルフミステリーの第1関門は無事セーフ。

そして四人の素人探偵が自らの推理を披露しあう場所と犯人が隠れていた場所が、そのゴルフ場のクラブハウスということで、ゴルフミステリーの第2関門?も通過してますので、この本はゴルフミステリーと分類しても良かろうかと。(笑)

ただこの小説の舞台が第1次大戦以降の昔のイギリスの田園田舎町なので、舞台描写も文章も古くて、読み始めてもストーリーと文章がなかなか頭の中に入ってこないので少し苦労したな。

そのクラブハウスは古い荘園屋敷を改造したもので、ゴルフ好きな元情報機関、元大学教授、牧師たち主人公たちはそこに住んでいるわけで、そこで色々自分勝手な推理を展開し、警察の捜査もそれに絡んで探偵ごっこをしていくわけです。

鉄道の時間・切符トリック、殺害方法や暗号トリックなどを自信満々に推理するのだが、そこは凡人の常として、深読みして考えすぎたりトンチンカンでドタバタな推理が展開されるわけですが、そして謎解きは最後の章の手紙で、この事件の謎は偶然の連続で起こった平凡な事実であることが明かされる。ネタバレですが。

ただ少し笑ったのが、作者が最後の方の章の補足に、「読者へ この小説が長すぎて退屈した時は本章は省いてよろしい」と書いてる章があって、そのユーモアに笑えたな。(笑)

しかしワシはミステリー好きじゃなくて、ゴルフ関連本としてミステリーを読んでるのであって、あまり専門的な謎解きは必要としてなく、そのトリックの巧妙さに感心はすれども、むしろ、そんなトリックが多すぎたことにも疲れたというのが本音です。

え~ワシのこのゴルフ本の評価は★★★です。(満点は★五つ)

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