次のゴルフは6月上旬の県内名門の倉カンのコンペに決まった。

ワシにはお初のコースなので練習をせねばということで、昨日は仕事後に暑い中で半月ぶりに練習へ。
ただ少し打ってみたが背中がまだ張って痛みがあったので、ウェッジだけで130球。

その後、ヒマラヤでアディダスのゴルフシューズ 360 トラクション ボアとポロシャツも買った。

まぁこれからボチボチと調子をあげていきますが、
今回は年齢を考え無理をせず、言い訳をせぬ、ゴルフをすることを誓います。(笑)



え~このゴルフ本書評コーナー599回目は、それらしい格の本を選んでみましたが、
注文して届いたら、その本のぶ厚さに少し怯みながらも、就寝前の布団の中でなんとか三晩で読み終えたゴルフ小説です。

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遥かなるオーガスタ―若き獅子たちの旅立ち 単行本
金住 年紀 (著)

知玄舎刊  2007年12月

<内容>
「タイガー・ウッズを超え、その先のゴルフの頂点を目指す、遥かなる旅路をひた走る若獅子たち。父と師と子と母、家族愛と出生の秘密、友情と愛と闘いを生き抜く人生の機微を描いた「ゴルフ道」小説。 」

<著者略歴/金住年紀>
「本名、則行(のりゆき)。1939年12月23日愛知県生まれ。中央大学法学部卒、昭39司法試験合格。昭42第一東京弁護士会弁護士登録。東京都千代田区グリーン法律事務所所長。趣味:囲碁(日本棋院六段)、ゴルフ(最高ハンディ1、ゴルフ自然人クラブ会長)、水墨画、和太鼓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 」





え~内容の感想の前に、非常に長いですが、言いたいことがあります。

この本は素人作家の480P・定価1,944円(税込)という立派な本ですが、
ワシが考えるに、もう少し体裁と価格を考えた方が良かったのでは?と思います。

この作品は以前からワシのリスト検索にはかかっていましたが、ワシが今回読んだのはアマゾンの中古本で1円(送料込みで258円)で出てたので買ったわけです。他にも1円中古が何冊もあります。
まぁワシがビンボー人ってこともありますが、まず一般人は¥1,944では絶対買わない。いくら著者が弁護士&ハンディ1でも、無名の素人作家にそこまでの投資はしません。

この本は知玄舎からなのでたぶん自費出版なんでしょう。そして、この本の分厚さと価格は、かなり読む人の気持ちを萎えさせるハードルの高さですし、冷たい言い方かも知れませんが知人・親戚・関係者・取引先がお付き合いで買って終わりの本です。

というのも、この本のターゲットであるゴルファーは、ご存知のように本はあまり読まない人種です。
読むのは飛ぶだの100切りだのアホな技術的な本ばかりです。それはゴルフは読書するよりプレーする方が面白いからです。

あとがきを読むと、この本は主催するクラブの会報に何年にもわたって書き続けたものらしいで、そのご苦労はわかりますが、出版にあたり、少しページ数を減らすように編集し、また価格面も少しでも安くすべきだったと思いますよ。

今までゴルフ小説を山ほど読んできたワシだから言えるけど、お偉い弁護士さんでも、小説は読まれて評価されてナンボです。内容が良ければ必ず話題になります。活字を読まない人間が増えてる現在、いかに読者側に立って少しでも読まれやすい本、手にとってもらえるような本にどう工夫するかが大事と思います。 

まあKindle版は972円と安くなっていて、牧野裕プロの推薦文ももらっていまが、これはあくまで最低限の工夫ですね。問題はそれから先です。まあ出すことに意義があり自己満足されているなら、それはそれで結構ですが、ネットの中に感想の一つもない作品は寂しく感じますがね。

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それから著者のあとがきにあったこの本の思想は、

「私はその足がかりにゴルフという趣味を通じて人の輪作りを試みた。「ゴルフ自然人クラブ」の創設だった。それからもう一〇年になる。会報を通じて私の考え方を仲間に送り続けた。その会報に何年にもわたって書き続けたのがこの「遙かなるオーガスタ」だった。
 これは私のゴルフ思想遍歴の記録であり、その中での経験を集約し、私の人生観及びゴルフ観として、登場した人物の個性にちりばめたものである。従ってこの本は、私の趣味の世界での半生記としての私小説であり、私の思想史でもある。」

「今回の出版を決意したのには、私なりの理由がある。ゴルフは素敵なスポーツであり文化だということを、世に広く伝えたかったからである。そして何よりゴルファーに、一つの見解としてアピールしたかったからである。
 私は今日の混迷の時代を脱出するには、政治の力だけでは達成できないと思っている。人の意識の変革とその集合、そのためには、その核となるべき人々の意識の覚醒が必要不可欠だと思っている。
 今こそ、あらゆる分野の人々が一人一人の思いを発信するときではないだろうか? その意味でこの小説は、私自身が登場人物達の姿形をもって、自分の意見を発言する舞台となることができたと思っている。」




こんなに作者の思い入れのある大作で、そして長いので、結局三晩で合計約5時間ぐらいで読み終えました。

それでは肝心の内容の感想に入りますけど、ゴルフの腕は最高ハンディ1、そして弁護士で囲碁六段ということで、ゴルフの描写と全体構成力はまずまずです。このまずまずの意味は、お金を払って読む対価的な意味。

ほんまに、これだけ長いゴルフ小説を、本職弁護士の方が多忙な日常の中でよく書かれたと思いますよ。

作者はこの作品の主人公たちと同じく、目標・夢を明確にした辛抱強い性格で、違う意味で息の長い作者であり、人生をかけての目標があるので強いね。

ただワシが気になったのは、主人公の山部大地が非常に素直すぎてすぐ他人の影響を受けることと、登場人物が全部良い人すぎること。(笑)

たぶん、作者のあとがきにもありましたが、若者達3人とその周りの家族・先生たちが、マスターズ優勝という目標へ向けて、自分だけでなく、みんなで協力しあい努力し、覚醒・昇華していくプロセスを描くことで、人生の目的を認識して肯定的に進んでいく大切さを説いたためだろうと思います。

作者の人生観が非常に出た作品なんですが、ただ世界は一つだの、心の捻転だの、特に大学先生の言動に宗教的な匂いがするのが、読む人の評価のわかれるところかな?
まぁ後半からの主人公の若者達3人(大地、隼人、ハリカ)が、マスターズ優勝を目的にして進むところからが面白くなりますがね。

そして日本・アメリカ・中国を舞台にして物語りは進み、登場人物になんとなく有名人のモデルがいそうな感じがしてニヤニヤさせますが、意外に驚いたのは沖縄女性歌手・古謝美佐子の有名な「童神」が重要な子守唄として使われてたこと。ワシもこの歌好きでよく歌います。(笑) それに後漢の故事ことわざ「天知、地知、子知、我知」も使われていましたね。

補足ですが、ワシが真面目に読んだ証拠に誤植を見つけてます。(笑) P248の7行目の「強か」は「強く」です。

そしてこの後には作者は本名の金住 則行で、 「李藝 ---最初の朝鮮通信使 単行本 – 2011/11/30 」も書かれた上に、かつ映画化もされエグゼクティブプロデューサーもされています。年齢を感じさせない非常にパワフルですし精力的です。
そのへんは著者へのインタビュー「天命づくりをすべし」を読めば、その人生観の一端を知ることが出来ますな。
 
え~ワシのこのゴルフ本の評価は、素人作家にしては労作ですが★★★です。(満点は★五つ)

そんなこんなで次回が目標のゴルフ本書評コーナー600回達成!! もう下書きできてるけど。(笑)
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