しばらくネタ探しの旅に出ます。(嘘)
探さないでください。(笑)


またまた古いゴルフ本の書評です。
原作が出たのが1970年、そして日本で発売されたのが1988年という、大昔のプロゴルファーの日記です。

pro111.png
「プロ (シリーズ・ザ・スポーツノンフィクション)」
フランク・ベアード、ディック・シャープ (著)、小鷹 信光・関根克己 (翻訳)

東京書籍刊  1988年10月

<内容>
「私はパーマーでも、ニクラウスでもない。私はただの平凡な一プロゴルファーにすぎない。―無名のプロゴルファー・ベアードがついに賞金王になるまでの一年間の生活を克明につづった、感動の日記。華やかなトッププレイヤーではない、ありふれた本物のプロゴルファーの、家族、友情、喧嘩、借金、モーテル、紙おむつ、ピザ、賭ブリッジ、失意、そして勝利。本当に知りたかったプロのテクニックも、どうぞ。」

<著者/フランク・ベアード(Frank Beard)>
「1939年テキサス州生まれ。ケンタッキー州の高校を卒業後、フロリダ州の大学に進む。1969年までの7年間のプロ・ゴルフツアーで8つのトーナメントに優勝。1969年に はライダー・カップ・チームの一員に選ばれ、賞金王になったあとツアーで3勝。来年(1989年当時)のシニア・ツアー入りを待っている。1990年シニアPGAツアー1勝しています。」





え~感想の前に、この本は東京書籍の「シリ-ズ・ザ・スポ-ツノンフィクション」の一冊です。
そしてこのシリーズは、編者である片岡義男と小林信也がスポーツの面白いノンフィクションを探して紹介した作品で、1988-1991年に出版されたもので、以下の本があります。

1 『チャンピオン ジョー・ルイスの生涯』(クリス・ミード)
2 『ヒトラーへの聖火』(ダフ・ハート・ディヴィス)
3 『ひと夏の冒険』(ロジャー・カーン)
4 『ラスト・アメリカン・ヒーロー』(ハワード・サイナー、ノーマン・メイラー)
5 『ニッポン縦断日記』(アラン・ブース)
6 『プロ』(フランク・ベアード)
7 『ボギー・マン』(ジョージ・プリンプトン
8 『カムバック!』(テリー・ブルート)
9 『今はなき友へ』(レッド・スミス)
10 『アメリカ野球珍事件珍記録大全』(ブルース・ナッシュ、アラン・ズーロ)
11 『ヒマラヤ自転車旅行記』(ベッティナ・セルビー)
12 『オールドマン・アンド・ヒズ・リヴァー』
13 『彼女のアラスカ』(バリー・ロペス)
14 『モハメド・アリ-その生と時代』(トマス・ハウザー)
別 『バンカーから死体が』

この中でゴルフ物では、「ボギー・マン」 ジョージ・プリンプトン著・永井淳訳と、
「バンカーから死体が : ゴルフ・ミステリー傑作選」 エリナー・ラリー他著・小鷹信光編があり、ワシもちゃんと読んでますよ。
ただ、どちらにしても毎度お馴染の約30年前の古~いゴルフ本です。(笑)

1969年に書かれたこの本は、平凡な中堅プロゴルファーのプロツアーでの生活を、ユーモラスに悲哀を込めて描いた作品として有名です。そして原作がアメリカで出たのが1970年だから、約50年弱前の本になります。

Frank Beardこの写真の人物がフランク・ベアードです。

ただ、え~、この本は読むのに本当に、嘘偽りなく苦労しました。はぁ~。溜息。

なんせ、これはそんなに有名じゃない中堅どころのプロゴルファーの日記で、最後までびっしりの字が書かれているので、読者の忍耐力を問われる本です。ワシは何度放り投げようかと思ったかとです。しかし、これがスポーツ・ノンフィクションたる所以ですので我慢して読んだわけです。 
そしてなんとか斜め読みしながら読み終えたら、意外にまぁまぁの評価になりましたが。(笑)

        ↓ こんな感じで字がビッチリ340P!(溜息)
pro222.png 

編集者のディック・シャープによると、この本はプロゴルファーフランク・ベアード(1970年当時30歳)による、
ツアー生活の中でゴルフから得た何にも勝る喜びと、大部分は失望についての物語であり、
彼が毎晩その日の出来事を正直に、あるがままテープレコーダーに吹き込んだものを編集しまとめたものらしいです。


ただ知名度がなく、パーマー・二クラウス・トレビノ達スターに比べ華がない地味な存在ですが、栄光と挫折を繰り返し、この日記が書かれた1969年には最終的に米ツアーの賞金王にもなったぐらいだから実力者です。ただ地味です。

内容的には、毎年60名の新人プロゴルファーが登場していくツアーの中で、危機感を覚えながらも、毎週家族全員ステーションワゴンの移動でモーテル生活の中で、トーナメントで賞金をもらった度に、何ドル稼いだなど結構細かくせこく書いてます。
そして、30歳ながらも自らを「おいぼれベアード」と呼び、その当時にスーパースターであった二クラウスやパーマーの限界などを書いたりして結構辛口です。

え~このゴルフ本のワシの評価は★★です。(満点は★3つ評価)
関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)