これから全米オープンやサッカーW杯などスポーツイベントが目白押しですが、
ワシは現在、ゴルフのゴの字もありましぇーーーん。(ブログのブはありますが)

明日の締めと月曜の会議が終わらんとゴルフをやる気になれない状態ですな。
またこの土日も休日出勤になると、2週連続土日仕事で休みなしってことになる。

ただ、夜のウォーキング&風呂あがりのチューハイは十分できているんですけどね。(笑)




え~先日の新刊のゴルフ本に続いては、今度はなんと30年前のゴルフ本です。(笑)
これなら好き放題に、ワシの感じたまま何を書いても問題ないと思います。(これは1週間前にはほぼ書けてました)

atamano1.png
「頭脳(アタマ)のゴルフ―"両耳の間"を使う奴が練習魔に勝つ (ノン・ブック) 」
三好 徹(著)  祥伝社  1988年6月


<著者/三好 徹>
「1931年東京生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。読売新聞社に入社。記者生活のかたわら、執筆活動を開始。'67年に『風塵地帯』で第20回日本推理作家協会賞、'68年には『聖少女』で第58回直木賞を受賞する。社会派サスペンス、推理、歴史小説、ノンフィクション、評伝など、あらゆる分野で活躍。ゴルフ関連の翻訳本や著書も多い。日本の文壇でゴルフを最も長く愛し続けてきた作家。」




あの球聖ボビー・ジョーンズの名言に
「ゴルフは5インチ(12.7cm)のコースー両耳の間隔で行われる競技だ。」や、
「ゴルフは体力よりも、主として耳と耳との間のものによって、プレーされるゲームである。」があります。


つまりゴルフは「頭脳(あたま)」のゲームであるわけです。

文壇の長老である著者三好 徹さんは、87歳でも雑誌「ワッグル」で「ゴルフ互苦楽ノート」を連載中であり、
ワシがこのブログで書いたゴルフ関係の書評も8冊目になり、ジャンルもエッセイからゴルフ小説、翻訳まで幅広いですな。

ゴルフエッセイ「ゴルフ吾苦楽帖」1989年
「ボブ・ホープのフェアウエー回想録」1990年(翻訳)
ミステリー小説「オーガスタの罠」1992年
ゴルフエッセイ「ゴルフ風まかせ筆まかせ」1992年
「ゴルフの大事」2006年 中部銀次郎と対談集
ゴルフエッセイ「ゴルフ覚え書」2008年
「中部銀次郎のゴルフ哲学 」2011年 ←この中ではこれがおすすめ

作者三好徹氏はこのブログで何度も書いたけど文壇一の「理論シングル」といわれる作家。
あの中部銀次郎氏と技術論を戦わせたほどの身の程知らず(笑)の頑固者であり、文壇一の理論シングルでありゴルフ通です。

まぁ「理論シングル」とは有難いような有難くないような微妙な名称ですが、文壇で作家としてスタートしてからゴルフを始めたので、座業の中年の固い身体ゆえベストは82は仕方ないが、負けず嫌いながら練習嫌いという性分のため、本を読みまくって理論をトコトン研究したため、並みのシングルよりはるかにゴルフ理論に詳しい作家です。

特にワシが驚いたのは、あの球聖中部銀次郎氏との対談で、臆することなくゴルフ論を堂々と戦わせ一歩も引かなかったというツワモノです。(笑)

著者いわく、「ゴルフの上達の答えは、①よいレッスンプロにつくこと、②ゴルフにあてる時間を確保することの二つ。
しかし40代半ばゴルフにゴルフをはじめ、そこまで出来ない。ゴルフは金と暇をさえかければ誰だって上達する。
そこで金と暇のかわりに頭を使えばそれなりに成果があがるのではないか?ゴルフスイングの基本的なセオリーをのみこんだ上でクラブを振れば、それを知らず無闇に振り回す人より、頭を使う分だけ効率的である。」
という頑固な説です。(笑)

で、この本はスイング・プレーンの神髄をアマチュアにわかりやすく教えるゴルフ・スクール「スイング・ザ・シンク(これぞスイング)」の校長ディック・ファーリーと対談し共感したので、フロリダにある彼のスクールに3日間の体験入学したレポートが本書となります。

これは1987年10月~1988年1月まで東京新聞及び中日新聞に72回にわたって連載されたものに補筆したもので、著者程度のアベレージ・ゴルファーでも、あれこれ考えると、こういう本が出来るところにゴルフの奥深さがあると語っています。

この三日間のスクールの要点は、①リラックス、②フラットリスト、③ピボットで、この三点の土台の上に「正しいスイングの平面」が築かれ、バンカー、パッテイング、トラブルショットを含め全てに適用されるということ。

ワシは著者とスクールとのグリップ、アドレス、ピボット(軸回転)、パッティング、バンカーショットなどのやりとりを読んで、改めてゴルフの技術の習得の必要性を再認識させられましたな。

特に頑固な理論派である著者が、スクールの各段階への指導に、専門的な疑問をぶつけて、納得したり、自説を曲げなかったりのプロセス、こりゃ勉強になり面白いです。また著者が非常に研究しているベン・ホーガンの理論やジーン・サラゼンから直接教わったバンカーショットを披露しながらの質問とか?中部銀次郎氏のアドレスの見事さとかの持論を語っていますね。

まぁ少し理論的に古いところもありますが、アベレージの素人が書いた本としてはかなり上級クラスの本でした。

atama11.png
atama22.png

当時56歳で練習しない派ですが、意外にスイングフォームもしっかりしてますね。

atama33.png

裏表紙に盟友の作家五木寛之氏による以下の推薦文がありましたが、ワシも同感です。

「ゴルフに関する書物は無数に出ているが、この本ほど刺激的で、いきいきとした描写にみちた本を私は知らない。外国の一流レッスンプロとの丁々発止のやりとりは、双方の表情まで目に見えるようだし、三好さんの長州人らしい頑固さもよくでていて、ゴルフの実践の書でもあると同時に人間論でもあり、またユニークな日米文化論とも読める卓抜なエッセイだ。もういちどちゃんとゴルフをやってみようという意欲が猛然とわきあがってきた。」 

とてもベスト82の作家が書いた内容の本ではないです。今まで「理論シングル」と軽んじていて申しわけなかった。
三好さんはゴルフを語る小説家の中では、自分の実力を偽らないだけ伊集院静よりはるかに格上ですな。


え~ワシのこのゴルフ本の評価は久々の良しの★★★ですな。(ダメは★、まあまあ★★、良かったら★★★)

関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック

トラックバック URL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)