次のゴルフ本は?



え~、本格的ですけど、この文庫本との対比写真で見れば一目瞭然ですが、「大物」です。

日本のゴルフ史

日本最初のゴルフ史書「日本のゴルフ史」 西村貫一 著
四六倍判・総クロス装函入560P(写真・図版171点)

私が読んだのは復刻版第2版1995年刊です。(初版1930年・昭和5年) 定価18,900円という大作ですな。まっ、ある規模以上の図書館しか所蔵していないと思いますが。


まず、この最初の牧野博士の題辞にビビらされます。(笑)
日本のゴルフ史2

[紹介]
1903年(明治36年)神戸六甲山頂で9ホールで開場された日本で最初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」から始まった創成期の日本ゴルフの歴史。
本書は当時を知る人々からの聞き書きや、多数の写真を駆使して編まれた貴重な記録。日本のゴルフ草創期の和気藹々とした雰囲気が伝わってくる。

[目次]
第1章 神戸ゴルフ倶楽部(開祖グルーム氏とゴルフの沿革・各年代に現はれたる神戸ゴルフ倶楽部・婦人ゴルフ史・駕の話・各年度(1903-1929年)会員名簿)
第2章 横谷ゴルフアソシェーシヨン(横谷ゴルフアソシェーシヨン及開祖ロビンソン氏)
第3章 鳴尾ゴルフアソシェーシヨン(鳴尾ゴルフアソシェーシヨンとロビンソン氏)
第4章 鳴尾ゴルフ倶楽部
第5章 日本ゴルフ史年表
第6章 著者蔵ゴルフに関する書籍目録

著者はこの序文に書いているけど、「この書刊行の目的は、ただ単に興味本位で書いたのではなくて、現在及び未来の日本のゴルフに何らか資する処があれば幸いであると思ったから。」と書いています。

まったくその通りだと思います。

著者西村氏は文筆には素人ながら、生来の記録収集癖と几帳面さから歴史の記憶の奥に消え去りがちの記憶と記録をキチンと残されています。

スコットランドのゴルフの起源は記録になく不明だが、1457年ジェームズ2世治下のスコットランドでフットボール(サッカー)とともにゴルフを禁止令の公文書が出ていることでその時代にゴルフが流行っていたことが推察されるのみである。

その意味でも西村氏の功績は大ですねぇ。

この資料はものすごい労作と思います。

西村氏が足と目で確かめて記録した写真・図・競技会のスコアと優勝スコア記録・年度別のメンバーのハンディキャップ・会員名簿・会計報告書など、ありとあらゆる逸話と公文書から私書まで網羅しています。

私が特に面白く読んだのは、第1章の駕(かご)の話のインタビューのところや婦人のゴルフ史です。

この本はまだ旧漢字を少し使用しているので読みにくいが、そんなに文章もビッチリ詰まってなく、次から次へと競技の記録に英語文の原文・当時のスコアカード写真、人物評など出てきますのでそんなに読むのに苦労はしませんな。

最後の「後記」には注釈・追加・原文・訂正等の羅列があるので、書いてる途中でも色々な記録等を収集していたのがよくわかります。

著者西村貫一氏は神戸・栄町の老舗西村旅館主で大正8年(1919)に神戸ゴルフ倶楽部に入会し夫人「まさ」は、日本女性ではじめて70代を出し、ホールインワンを記録している 鳴尾、茨木等のクラブ・チャンピオンにもなっている人。

また西村氏は古書収集家として世界的に有名で、蔵書の大部分は神戸ゴルフ倶楽部の1917年度キャプテンのスコットランド人で、ハンディキャップもスクラッチの名手として英米でも広く名を知られたH.E.ドーント(Daunt)が昭和3年(1928)にスコットランドへ帰郷した際に西村氏に贈呈されたもの。

このゴルフ文献のコレクションは、JGAゴルフミュージアムに所蔵されていて、イギリスのゴルフ年鑑"Golfers Handbook(1949)"のP72に紹介された世界的な稀書収集で洋書447冊雑誌353冊、日本書94冊その他クラブ誌、カタログ、コース紹介等とか。


摂津茂和氏の書に触れ、このような文献まで読んだワシは、
これで日本ゴルフ史の聖地「JGAゴルフミュージアム」に入場できる資格が出来たような気がする。(笑)


でも、ワシはこのブログ路線でどこへ行こうとしてるのだーーーー!?
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