今週号の週刊パーゴルフを立ち読みしていたら、「芝球作法心得」と「真説 青木功」を連載されていた菊谷匡祐氏が先月亡くなっていた記事が・・・

新年号から両連載とも消えていたので、何かあったのでは?とは思っていたが、ガンということで残念なことです。

特にエッセイの「芝球作法心得」からは、このブログのネタを提供していただいて、もう少し教えていただきたかった。ご冥福をお祈りします。

後はまだワシは読めていない名作で氏が翻訳を手掛けた「ボブ・ロテラ」の作品を読まないとな。



え~、純粋なゴルフ本とは言えないですが、バランス上このへんで書評を書いておきます。
東京通信
高橋三千綱発 東京通信

この本は高橋三千綱短編集です。
掲載作品群は結構古くて、最初の作品は昭和51年から昭和62年秋まで11年間かかって東京に生活する人間を描いた作品11篇。

高橋氏は昭和53年に芥川賞を受賞し、昭和57年には胃の4/5と十二指腸の球形部を切除。その後ゴルフにのめり込む。

著者いわく、この本をこのタイトルゆえに「エッセイ」と勘違いしてもらったら困る。そんな軽くてしゃれた内容のものでもないが、このタイトルしか思いつかなかったらしい。

「昼火事」、「空飛ぶ豚」、「ゴルフ仲間」、「少年の島」、「今日も独身」、「その年のこと」、「ラベンダーは男の香り」、「少女の気配」、「マウイは夏」、「まずは逃亡」、「明後日は結婚」の11編で、書かれた時代も登場人物もストーリーもなにも関係ない。

ただ「東京」という煩雑で汚く面倒くさくて、冷たく心地よくドロドロしてるが、日本の首都である大都会の中で、はいずりまわって傷ついて生きている人間模様ですな。

ワシがなんでこんな小説を読んだかというと、読みたいゴルフ本が少なくなって、ゴルフがテーマになっている短編が掲載されているこの本を手にとったわけだ。

この中ではゴルフが出てくるのが「ゴルフ仲間」と「マウイは夏」、そしてなぜだが7番アイアンをかついで借金とりから逃亡する「まずは逃亡」の3篇。

え~、この短編集で面白く読んだのが、どうしても上手くいかない人間たちを描きた作品の中で、ツイテない男を描いた「その年のこと」と、おならが止まらない男「ラベンダーは男の香り」と前出の「まずは逃亡」だな。

久々にゴルフに関係ない小説読みました。(笑)




高橋三千綱氏は、

1982年、十二指腸潰瘍の手術のため入院。退院後に体力回復のためゴルフを始める。以降ゴルフに関する著作も多い。1948年生まれだから34歳当時から始め、ゴルフ小説・エッセイ・漫画原作・小説・エッセイと活躍。

以下は高橋氏のゴルフに関する小説及びエッセイ(なんとか調べました)

「高橋三千綱発東京通信」 集英社, 1987 のち文庫
「風の誘い」 光文社, 1990  98年「我が魂はフェアウエイの彼方にあり」と改題し文庫
「オンザティ」 講談社, 1991 94年「涙」と改題し文庫、2005年「フェアウェイの涙」と改題
「われ本日ゴルフに開眼す」マガジンハウス、1993年
「人生のグリーンに風が吹く」 日本文芸社, 1996年
「あの一打」 日本ヴォーグ&スポーツマガジン社, 1997年
「フェアウェイに見る夢」 文藝春秋, 2000 年
「倶楽部チャンピオン物語」 学習研究社, 2002年
「我が人生にゴルフあり―本日、ベスト8になる」  学習研究社, 2008 年
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