昨夜のブラジルvsオランド戦は面白かったね。
王者ブラジルがオタオタする試合を見れるとは思わなかった。

今夜はアルゼンチンvsドイツ戦。これも楽しみですな。



ゴルフの練習は大雨&左肘が痛んだので今日は休み。


え~、タイトルだけで「上ってなンボ!!」の小池一夫氏のコミックだとわかり、10年前という少し古いゴルフコミックの評だが、なかなかゴルフコミックがなくてねぇ。。。。

飛ばして
飛ばしてなンボ! ! 猛がチャージ 全4巻完結 [マーケットプレイスコミックセット]
作/小池一夫・画/平野仁  1998〜2000年作品. 小池書院 アルバコミックス 全4巻。

これは平野仁さんの陰を持つタッチと小池一夫氏のストーリー力が融合して続いたアルバ連載ゴルフコミックですな。

小池さんの原作のゴルフコミックは数あれど、平野仁さんのゴルフコミックは原作牛次郎の「芝の貴婦人(講談社)全8巻(1989年 - 1990年)がありますね。まだ再読できてないけど。


基本的にアルバは小池さんの会社だから小池さんの原作コミックばかりなんですが、現在は珍しく作/高橋三千綱 画/高橋功一郎の「光る風」連載中です。小池さんは体調が悪いと噂で聞きましたけどね。


<内容紹介>
「プロゴルフトーナメントを撮っていた元ホッケー選手カメラマン日下猛は、プレイ中の女子プロゴルファー・日向萠との会話がもとで日本中の注目を集めてしまう。カメラマンをクビになった猛は「2年以内にプロゴルファーになり、その後一年以内に優勝する」というとんでもない条件を突きつけられる。プライドと意地をかけて、猛の挑戦が始まった!

猛はデビューして3年がたつがいまだ優勝経験のない萠を連れ、共に台湾の名門「淡水ゴルフ倶楽部」で修行を積む。元国際的アイスホッケー選手だった猛は驚異的な右腕の力を秘めていた。それを知った師匠・陳白獅は猛を左打ちに転向させる。すると猛から放たれたショットはなんと300ヤードを越えて…。

萠にふられたプロゴルファー・竹ノ内徹は、次々と猛を妨害する。大会社の御曹司である竹之内の差し金で元全米チャンプ裏社会の賭けゴルフ屋・マガートと対決することになった猛。元トップクラスのプロの飛ばし屋であるマガートに敗色濃厚の猛だが、陳先生がハーレーをプレゼントしてくれると聞き、一気にアドレナリン大放出!

ハーレーでアメリカに武者修行の旅に出た猛。口笛サムの代役でミニツアーに出場した猛はアイスホッケーで培った技を駆使し、最大のライバル・19歳のトムとのタイマン勝負に持ち込んだ! しかし事態は意外な方向に…。猛の夢への猛チャージの結果は? 新感覚ゴルフ漫画、完結!」


このゴルフコミックは平野仁さんの暗い絵のタッチとストーリーが今ひとつで連載当時あんまり人気なかったな。ワシも連載当時少しだけ読んでたけど、あんまり真面目な読者じゃなかったな。

ボールをホッケー打ちで打つシーンとその時の掛け声が「もえー!」ちゅうのが印象的でした。
それで今思ったのが同じホッケー打ちをするゴルフ映画「俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル」もあったなって調べたら、映画は1996年公開なんで映画のほうが先でした。

右打ちなんだがホッケーをやっていていたので右手が強すぎるため左打ちに変更したり、台湾ゴルフ&アメリカミニツアー参戦というふうにストーリーは進んでいくんだけど、最後は打ち切り?をうけてなんとなく少し変な終わり方でした。

改めて読んだけど、これはあんまりヒットしたり感動したりするゴルフコミックではないですなぁ。




ただワシが少し面白く感じたのが、このストーリーの中で小池一夫さんらしいゴルフの歴史的逸話が紹介されていて、それがストーリーに少し関係あるわけだ。

それは「優勝争いをしながら、ラフに転げたボールに一輪の花がもたれていたのを見て、アンブレアブルを宣したイギリスのプロ、ハリー・ブラッドショー」の話。それが是か非か?

「あるがまま」と「アンプレアブル」というプロの中では非常に珍しい美学をあらわす逸話として私も知ってはいたが、そのことに関して詳しく書いてあるサイトを見つけた。それはゴルフのコミュニティサイト「ゴルフゆめ王国」 ゴルフ史家・渡辺功一氏の話をコピペしておきます。

これは日本のツアーで福沢プロも打球が生きているトンボの上に重なって止まりアンブレアブルを宣言した逸話まで語っており貴重な文章です。



ゴルフプレーにおける最大の基本は、ひとたび第1打を打った瞬間から、そのボールをカップインしてホールアウトするまで、決してボールに触れてはならないという掟である。

「ボールはあるがままにプレーせよ」という基本原則からすべてのルールは発生している。

しかし、打つには不可能な状態もあることから、アンプレアブル(プレー不可能)なるルールが生まれた。自打球と確認できるが打てない状態の場合、唯一プレーヤーが決定権をもち、決められた処置で救済が受けられる。

プロゴルファーのハリー・ブラッドショーは、左手を上げて声高らかに宣言した。「アンプレアブル」。
何だって?一緒に回っていた同伴競技者はもちろん、大勢のギャラリーも一瞬、呆然とした。

そこは浅いラフでボールも浮いてみえるし、石もなく前方に木立がさえぎっているわけでもない。

だが、ハリーは躊躇なく、「アンプレアブル」と再度左手を上げてから、ボールを拾いホールに近づかない後方2クラブレングス内にドロップし、そこから5番アイアンでみごとにグリーンをとらえ、2パットでホールアウトした。パーにアンプレアブルの1打罰が加わってスコアは5になったが、ハリーは涼しい顔で次のホールへ向かった。

ゲーム終了後、ライが悪かったというハリーの言葉を不審に思った新聞記者がアンプレアブル宣言の現場を注意深くのぞいてみると、ハリーのボールは可憐な紫色の花が一握りほど群生したすぐそばにあったのだ。

クラブを振ればこっぱ微塵に吹っ飛ぶ位置に咲いていた。さっそく記者は、ハリーをつかまえて意地の悪い質問をした。「ちょっとキザだと思いませんか?詩人的要素が強いゴルファーは勝負に弱いといいますが」、すると「私は、きれいに咲いている花をなぎ倒す勇気のない人間だ。花よりショットの方が大事だとは思えなかった。ついでだが、アンプレアブルの宣言はゴルファーの選択に任されているんだよ」

アイルランドに生まれたハリーは、物心ついた頃から老神父にゴルフと聖書を同時に学びながら、やがてプロの道を歩み始めた。神父は若いころゴルフのアマチュア選手として鳴らしたが、戦争で負傷し選手生活は断念したもののコーチとしては、アイルランド随一であった。神父は、ハリーが挫折を訴えるたびに、聖書の中から言葉を引用して答えた。大自然に対する畏敬の念、私利私欲の浅ましさ、愛する心、道徳の尊さ。そして、最後に必ずこうつけ加えた。「ゴルフは教えられるたびに難しくなっていくものだ。自分の頭の中に、一つの理想とするスィング像さえ持っていれば充分である。あとは自分で創意工夫と改善あるのみである」、さらに「ゴルフは、あるがままのものを静かに受け入れるから偉大なのだ。私欲を優先させる人間は、結局、一人前のゴルファーにはなれないのだ」

昭和24年(1949)英国サンドイッチのロイヤル・セント・ジョージズで開催された全英オープンに出場したハリー・ブラッドショーは、初日の成績68で堂々の首位であった。
ところが二日目の5番ホールで、ラフに飛び込んだハリーの打球に信じられない災難が待ち受けていた。

なんとボールは、割れて半分になったビール瓶の中にぽっこりと収まっていたのだ。ハリーは、大笑いしたあとで、「さて、どうしたものか」とつぶやいた。

むろん、ルールブックに解決策を求めれば、救済は受けられるだろうが、競技役員の採決を仰ぐまでもなく、瓶は紛れもなくコース内にあったもので、そこに打った自分にすべての責任はある。これは自らが解決すべき問題だ。

おもむろにウエッジを振り上げて「バシャッ」瓶は粉微塵に砕け散って、ボールはようやく30ヤード先に転がり出ただけであった。このホールで6打を費やし、その日のスコアは77。3日目は68。最終日は70で、南アのボビー・ロックとプレーオフにもつれ込んだが、惜しくもハリーは破れてしまった。

新聞記者たちはあきれて聞いた。「花のときはボールを拾ったのに、ビール瓶ではそのまま打った。なぜだね、ハリー?もしあそこで救済処置を受けていたら、全英オープンに勝てたというのに」というインタビューに答えて、ハリーは控えめな声でこう言った。

「自然を愛して、あるがままにプレーせよと神父さんに教えられたんだ。そうしたら、ああなったが、私にはどちらも同じことだった」、おそらく彼は、聖書から自分の職業を学びとった史上初のゴルファーではないだろうか。

さて、もし同じ場面に遭遇したなら、自然を愛する心、あるがままの精神、あなたはどちらを選択するのだろうか。

脱出不可能な場合に限らず、クラブの損傷と樹木の保護を優先とする人の宣言も多いが、日本のツアーで福沢プロの打球が、生きているトンボの上に重なって止まり、とても可哀そうで打てないと、順位が下がり、賞金額が変わることを覚悟で宣言したことがある。後に小学生の教科書に美談として紹介された。

ともあれ、アンプレアブルは勇気ある賢明な選択であり、自らの人間性をも見つめる絶好の機会となるのである。


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コメント

Re: 「飛ばしてなンボ! ! 猛がチャージ」

芝刈りistさん♪
ブログやめたのかと思いましたが、ブログはマイペースで書けば良いと思いますよ。自分のペースでね。

そういえば猛さんでしたな。
「猛がチャージ」して下さい。

URL | dell92 ID:-

いい文章ありがとうございます。先日庭で素振りしてて目測謝ってアジサイを木っ端微塵にしたことをここにこっそり陳謝します(笑)

なお当方の本名は猛です…。

URL | 芝刈りist ID:SFo5/nok[ 編集 ]

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