このゴルフ本は10日以上前に読み終えていたのだが、
ずっと手元で温めていて、ゴルフ書評をさっさと書かないと忘れそうで。。。(笑)

夏坂ダブルボギー
ダブルボギーが常識に候―だからゴルフはやめられない〈PART3〉
毎日新聞社刊 1995年2年

<内容>
「とりつかれたらやめられなくなるゴルフというゲームの深奥を、古今東西の文献からひろい上げ、不思議な世界に誘ってくれる好読物。ドライバーショットに費やすのと同じだけの情熱を知識にも費やせばきっといいゴルファーになれる。」

<目次>
1 悠球の詩ーゴルフ名門紀行
2 礼球礼讃
3 GOLF珠のような話
4 ゴルフの心理学
5 ゴルフ仙人、ハービー・ペニックの教え
6 今日も打席で独り言
7 上達のヒント大全

この本は1993年から1994年に各誌に掲載されたものをまとめた単行本。

最初のゴルフの名門紀行「悠珠の詩」は児玉清他と名門ゴルフ場とまわって
各コースの歴史とゴルフ観を語るエッセイ集。

その後はいつもの夏坂節の古今東西のエピソードを前フリにした名エッセイの数々です。

この本は夏坂健氏が調べたゴルファーの面白い人間模様が一杯ですが、
ただ最初の名門紀行が夏坂氏の文章の中では異質なんで全体評価はまずまず。
以下感想のかわりに気に入った文章をピックアップしておきます。

J・アップダイクやP・G・ウッドハウス達の「作家たちのOB」
日本芸術家ゴルフ協会作家達の名言でこの本のタイトルにもなった
「素人のゴルフはダブルボギーが常識にて候」


「グッドバイという名のホール」にあるスコットランドのざれ歌
 (これは追記に補足を書いています)

「 数字(スコア)にこだわる小学生
  スイングいじくる中学生
  ルールがわかって高校生
  景色が見えたら大学生   」



J・アップダイクの名言
「私はゴルフから多くのことを学んだが、とりわけ
 世の中には自分の思い通りににならないものがあると教えられて
 少しだけ謙虚になった。」



トム・ワトソンのレッスン書からバンカーで失敗しやすい人の性格
「まず、小心でせっかちな人」 
  一刻も早く困難な事態から逃げようとする衝動が強く、 
  不安に耐えるだけの我慢が足りない。
  まず深呼吸して、リズムを整えること。

「物事の大局を見失って、大騒ぎする人」  
  不利を一挙に挽回しようと、強引に攻め立てるタイプ。
  目先だけの利害しか見えない。

「適応能力に欠ける頑固者」  
  教えに耳を貸さず、やがてマグレで脱出すると
  自分のやり方でうまくいったじゃないかと自己満足する人。

そしてアイルランド人の諺「ケチなやつほど、バンカーが下手だ。」
 砂の上で試されるのは、思いっ切りの良さと一握りの勇気だ。



ヘンリー・コットンの名言

「もしあなたが神経質な性格で、かなりの完全主義者ならば、
 ゴルフの進歩は遅々としたものになるでしょう。
 なぜならば9割方ゲームがうまくいっているのに、
 残りの1割にこだわって全体のリズムまで壊してしまうから。
 神経質な人は、自分でスランプを作るのが上手です。」



全英アマ5回優勝のマイケル・ボラナックの言葉

「ゴルフに関する書物から多くの知識を呼吸すること。
 スコアメイクにしか関心がないゴルファーは、
 結局、死ぬまでこのゲームが理解できないと思います。
 さらに心理学も学ぶ必要があります。
 ゴルフは知識と心理の要素が7割、ショットは3割を占めるにすぎない。
 ドライバーショットに費やすのと同じだけの情熱を知識にも費やしてください。
 きっといいゴルファーになれます。」



この文章がゴルフの楽しさの伝道師であった夏坂健氏の
終生変わらぬゴルフモットーでしたね。
こちらが有名な夏坂健氏が「ゴルフへの恋文」
の中での紹介したスコットランドの戯れ歌編

「飛距離が自慢の幼稚園、
 スコアにこだわる小学生、
 景色が見えて中学生、
 マナーに厳しい高校生、
 歴史が分って大学生、
 友、群れ集う卒業式 」
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